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高調波

高調波

基本波の整数倍の周波数で、40次程度まで観測されることが多く、様々な次数が重畳し複雑な歪みを生じていることが多い。 続きを読む

高調波(交流電源系における)は、商用周波数(基本波となる50Hzや60Hz)の整数倍の周波数で、一般的には40次(50Hz地域では2kHz)程度までを計測対象とすることが多く、実際の電源ラインでは、奇数高調波の第3・第5・第7・第9高調波(50Hz地域では150Hz・250Hz・350Hz・450Hz)が比較的多く観測されます。このように、商用周波数に様々な次数の高調波が重畳して、その波形は複雑な歪みを生じていますから、主にフィルタ回路などで対策することになります。
「高調波抑制対策ガイドライン」などにより対策が必要となるケースが多く、電子機器の誤動作や通信エラーの原因となる「高周波ノイズ」と混同されてしまいがちですが、高調波は波形歪と考えたほうが解決が早くなります。
高調波の発生原因の代表的なものとしては、インバータや半導体スイッチなどの交流電力を制御する機器があります。電源にこのような高調波成分が含まれていると受変電設備へ悪影響を与えたり、機器の誤動作やヒューズの溶断、機器の故障に至ることもあります。
過去には、受変電設備のリアクトルが焼損して爆発した理由が、外部から高調波電流が流れ込みリアクトルが過熱され絶縁油が気化し、パッキンのすき間から噴き出したガスに、何らかから引火して爆発したものと結論付けられている例もあります。

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